愛知県豊田市は、産学官連携による「マンホールアップサイクル実証事業」を実施する。この事業は、豊田市が同市に本社を置く大手自動車部品・音響機器メーカーのアイシン高丘(株)および豊田高専と共働で、これまで鉄スクラップとして処分していた使用済みの下水道用マンホール蓋を加工し、新たな製品に生まれ変わらせる「アップサイクル(創造的再利用)」の有効性を検証する全国初のプロジェクト。同市は、事業開始にあわせ、アイシン高丘、豊田高専及び豊田市上下水道局によるキックオフミーティングを行った。当日は、新製品の企画立案を担う豊田高専の学生を対象に鋳造工場の見学があり、溶かした鋳鉄が鋳型に流し込まれる「注湯」の工程など、普段は見ることができない鋳物製造の様子を見学。その後、マンホールの処分の現状やこれまでの、同市のマンホールを活用した取組みについての説明があった。参加した学生からは「鋳造工場で製品が完成するまでの流れを見学したことで、今回のプロジェクトへの期待が高まった。地域の方と連携してものづくりに関われる機会は貴重なので、人の役に立つようなアイデアを出せるように頑張りたい。」等の意見があった。なお市内には、約5万枚の下水道用マンホール蓋が設置してあり、点検の結果、異常ありと判断された蓋や道路工事等の影響により撤去しなければならない蓋を年間100枚程度交換している。
情報源 |
豊田市 報道発表資料
豊田市 今日の写真 |
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機関 | 豊田市 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 豊田市 | アップサイクル | キックオフミーティング | アイシン高丘 | 豊田市上下水道局 | 注湯 | 豊田高専 | マンホールアップサイクル | マンホール |
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