国内ニュース


 JX石油開発・住友商事、米国ルイジアナ州における大規模SAF/BECCS事業に参画

発表日:2024.04.09


  JX石油開発と住友商事は、米国ルイジアナ州で開発中のLouisiana Green Fuels SAF/BECCS事業にJX石油開発が参画するコンソーシアム契約を締結した。同事業は、間伐材などの木質バイオマス廃棄物をガス化・合成し、持続可能な航空燃料(SAF)と再生可能ナフサ(RN)の製造を行うもので、2029年には年産3,200万ガロン(約12万キロリットル)の製造設備の商業稼働を開始する予定となっている。また、製材所で生じた廃材などを燃料としてバイオマス発電を行い、操業のための電力として活用すると同時に、SAF/RN製造・発電過程で生じるCO2を回収、地下に圧入するCCS(排出される二酸化炭素を回収し地下に圧入する技術)を実施、事業全体でCO2の大幅なネガティブエミッションを達成する。さらに、同事業の操業開始時には、約150人の直接雇用、さらにその5から6倍の間接雇用創出を見込んでおり、地域経済の振興にも大きく貢献すると考えている。温室効果ガス排出削減とエネルギー安全保障の向上に資する同事業は、米国政府の支援策である、米国エネルギー省の「Title 17 Clean Energy Financing Program」などの活用により開発を加速するという。

情報源 住友商事 ニュース
機関 住友商事(株) JX石油開発(株)
分野 環境総合
キーワード CCS | 住友商事 | コンソーシアム | JX石油開発 | 温室効果ガス排出削減 | SAF | SAF/BECCS事業 | 木質バイオマス廃棄物 | RN
関連ニュース

関連する環境技術