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 小型無人機の先端技術開発、NEDOがFSを開始

発表日:2024.05.30


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は「経済安全保障重要技術育成プログラム」(通称“K Program”)の一環として、「小型無人機の自律制御・分散制御技術(以下『NEDOプロ』)」の研究開発に着手する。K Programは、国が経済安全保障を強化するために、重要技術の研究開発を府省横断的に推進するために創設した制度。NEDOプロは3つのフェーズで構成されている。第1フェーズでは機体開発の方向性を定めるFSを行い、第2フェーズでは初期型の機体開発を実施する。そして、第3フェーズでは自律制御・分散制御技術を搭載した小型無人機で実証実験を行う。今回は第1フェーズのFSを開始し、関係省庁などとの協議を通して、自律制御・分散制御技術の最先端技術のソフトウエアを搭載した、小型無人機のハードウエアの研究開発項目を決定する。また、国内外の先端技術の調査として、既存の小型無人機製品の解析や研究開発の動向調査を行い、競争力のある機体開発の方向性を定める。複数の小型無人機が連携して未知で複雑な環境にで自律的に任務を遂行できるようになれば、インフラ点検や緊急時の状況把握をはじめ、小型無人機の活用シーンが大きく拡がるだろう(予算:1億円、期間:2024年度、実施予定先:株式会社ACSL)。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 実証実験 | FS | 自律制御 | 経済安全保障 | 分散制御 | 小型無人機 | フィジビリティスタディ | インフラ点検 | 緊急時状況把握
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