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 東京海洋大学、水上交通のゼロエミッションを目指すベンチャーを初認定

発表日:2024.08.05


  東京海洋大学は、大学発ベンチャー認定制度を2023年9月に創設し、初の認定を行った。同大学は、大学発の技術とノウハウを活用して事業展開を図る3社を紹介した。その中でも注目されるのは、「新交通システム研究所」である。同研究所は、水上交通におけるゼロ・エミッションを目指し、電池推進船や水素燃料電池船の電池推進システムの設計・製造に取り組んでいる。また、「海と緑の技術研究舎」も認定されており、同社は船舶の省燃費化を目指したハードウェアやソフトウェアの開発を行っている。さらに、漁船の燃費を削減するための省エネ行動を促すアプリをリリースしている。そして「さかなドリーム」は、吉崎教授が開発した生殖幹細胞操作技術を活用し、水産資源の持続可能性を追求する企業である。これにより、一部の魚に過度に集中する需要を分散し、持続可能な水産業の実現を目指している。同大学は「研究成果を社会実装するために制度を積極的に推進したい」と意気込みを示している。

情報源 東京海洋大学 NEWS
機関 東京海洋大学 (株)新交通システム研究所 (合)海と緑の技術研究舎 (株)さかなドリーム
分野 地球環境
環境総合
キーワード ゼロエミッション | 見える化 | 持続可能性 | 水産資源 | 社会実装 | 大学発ベンチャー | 電池推進システム | 水素燃料電池船 | 省燃費化 | 生殖幹細胞操作技術
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