NTTドコモ、長崎総合科学大学、NTTデバイスクロステクノロジの三者は、長崎市の協力のもと、新たな直流給電電力変換器のフィージビリティスタディ(FS)を実施した。実証実験では、太陽光パネルから発電した電力を基地局へ供給するための直流1200V級の高効率電力変換器と、高効率エネルギーマネジメントを実行する協調制御技術の開発が行われた。1200V級の高い電圧を用いることで、電圧降下ロスや送電ロスを防ぎ、電力の変換ロスを軽減することが狙いである。また、GaN(窒化ガリウム)を用いた直流電力変換器を開発し、低損失で高速動作、かつ高効率な伝導を可能とした。これらの運用により、5G基地局システムの約30%の電力を再生可能エネルギーで代替できることが確認された。今後は、ペロブスカイト太陽電池などの次世代太陽電池を用いることも視野に入れ、基地局の設置容易性を高め、さらなる再生可能エネルギーの活用に向けて取り組むという。
情報源 |
NTTドコモ ニュースルーム
長崎総合科学大学 NEWS(トピックス) NTT デバイスクロステクノロジ ニュース |
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機関 | (株)NTTドコモ 長崎総合科学大学 NTT デバイスクロステクノロジ(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | カーボンニュートラル | GaN | ペロブスカイト太陽電池 | 窒化ガリウム | 直流給電 | 高効率エネルギーマネジメント | 1200V級 | 5G基地局 |
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