文部科学省は、「令和7年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」の受賞者を発表した。この制度は、"科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者"を選び、顕彰するもの。科学技術賞(開発部門、研究部門、科学技術振興部門、技術部門、理解増進部門)ほか3賞について、学識経験者など16名からなる審査委員会が97件を選出した(応募件数349件)。──環境問題の解決を指向したテーマ(研究者所属機関)としては、「製鉄業の低炭素化に貢献する高炉自動操業技術の開発(JFEスチール)」、「鉄鋼スラグによる多様な生態系を支える海の森創生技術の開発(日本製鉄)」、「気候変動による砂浜消失の将来予測と適応策技術開発への貢献(東京大学大学院理学系研究科)、「台風下の大気海洋間での運動量と熱とCO2の輸送機構の研究(東北大学学際科学フロンティア研究所)、「気候変動によるグローバルな河川洪水リスクの予測研究(国土交通省)、「地下水の海域への流出過程及び温暖化影響に関する研究(日本地下水学会)が選ばれた。──国立研究開発法人等の研究者によるテーマとしては、高濃度放射性セシウム含有微粒子の先導的研究(海洋研究開発機構ら)、細胞老化の分子メカニズムとその役割の解明に関する研究(理化学研究所ら)、鉄道き電系統の実装に向けた高温超電導材の送電応用への研究(鉄道総合技術研究所ら)、フェイクメディアの拡散と生成を防ぐ先駆的研究(国立情報学研究所ら)などが受賞した。
情報源 |
文部科学省 報道発表
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機関 | 文部科学省 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 気候変動 | 環境問題 | 低炭素化 | 細胞老化 | 洪水リスク | 科学技術分野 | 文部科学大臣表彰 | 海の森創生 | 地下水流出 | フェイクメディア |
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