三洋電機(株)と両備グループは、両備グループの100周年記念事業の一環として、太陽電池を搭載した未来型バスを共同開発したと発表した。開発したバスは、2010年8月26日、岡山市の両備ホールディングス(株)錦町オフィス(旧両備バス本社)で行われたお披露目会で公開された。このバスは、三洋電機の高効率なHIT太陽電池(420W)と、薄型で丸い角などの形状加工に優れたアモルファスシリコン太陽電池(378W)を屋根に搭載。日中の太陽光のエネルギーを電気に変え、車内のLED照明用の電気として使用することができ、日照が無い場合でも約9時間の連続点灯が可能という。なお、公共交通バスへの太陽電池の搭載は世界初の事例となる。また、両備ホールディングスによると、白で統一されたバスの車内空間は、可能な限り天然素材を使用するなど、健康・環境に配慮しているという。