環境省は、平成21年度に国及び地方公共団体が実施した水準測量等の結果を集約し、全国の地盤沈下地域の概況をとりまとめた。この結果によると、水準測量が実施された22都道府県32地域のうち、4cm以上の地盤沈下が発生した地域数は1地域(平成20年度は2地域)であった。なお、最大の地盤沈下量は兵庫県尼崎市における4.2cm(2年間沈下量の平均値)であり、同地点では過去5か年間の累積沈下量も最大の17.4cmであった。また、2cm以上の地盤沈下が発生した地域数は6地域(平成20年度は3地域)で、沈下面積の合計は24km2(平成20年度は1km2)であった。そのうち最大面積は、千葉県関東平野南部の12.6km2であった。