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環境省、平成23年度全国の地盤沈下地域の概況を公表
発表日：2012.12.17
環境省は、平成23年度の全国の地盤沈下地域の概況を公表した。地盤沈下の監視は、各地方公共団体が設置した水準点の高さを測量した結果をもとに行うが、平成23年度は、平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による影響が大きいと推測されるため、地盤沈下の状況に対する地震の影響の有無を地方公共団体にアンケート調査を実施し、その結果を基に、平成23年度の地盤沈下の状況を地震の影響別に取りまとめた。この結果によると、全国で年間2cm以上沈下した地域は14地域（平成22年度は6地域）で、沈下した地域のうち、「地震による影響がある」は11地域であった。また、年間2cm以上沈下した1km2上の地域の面積は5,919.5km2（平成22年度は5.5km2）で、ほとんどが「地震による影響がある」に区分された地域であった。沈下した地域数及び面積ともに、平成22年度を大きく上回る結果となったが、これは東北地方太平洋沖地震による影響が大きいと推測されるという。
