(独)理化学研究所は、独・ホーヘンハイム大学と共同で、植物が土壌中の「アンモニア態窒素」を吸収するときに働くアンモニウム輸送体の役割を明らかにした。アンモニア態窒素は、土壌中にある動植物の遺骸や排泄物に含まれるタンパク質や尿酸、尿素などを微生物が分解して作り出す窒素源であり、植物の根では、3種類のAMT1型アンモニウム輸送体がアンモニア態窒素吸収の9割を担当しているという。この研究成果は、作物の窒素利用効率を高める技術開発に貢献するとともに、作物が吸収しきれない過剰な栄養素が田畑から流れ出し環境に悪影響を与える問題の改善にも役立つと注目されている。
情報源 |
(独)理化学研究所 プレスリリース(PDF)
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機関 | (独)理化学研究所 |
分野 |
水・土壌環境 |
キーワード | 理化学研究所 | 土壌 | 窒素 | アンモニア | ホーヘンハイム大学 | アンモニウム | 輸送体 |
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