(株)サンケイビルは、2011年7月発売予定の次世代マンションに、「マンション用戸別太陽光発電システム」と、太陽光発電システムによる発電量などの表示も可能な「ガス給湯器リモコン」を組み合わせたシステムを採用したと発表した。「マンション用戸別太陽光発電システム」は、JX日鉱日石エネルギー(株)が開発したパワーコンディショナ(太陽光発電による直流電力を家庭用の交流電力に変換する装置)を用い、マンションの各戸ごとの太陽光発電を可能としたもの。屋上に一戸あたり6枚(1.29kW相当)の太陽光パネルを設置し、発電した電力は各住戸に供給する。各住戸は、太陽光発電による電力のうち、自家消費分を差し引いた余りの電気を、直接電力会社へ売電することができる。一方、「ガス給湯器リモコン」は、東京ガス(株)の製品で、家庭のエネルギー(ガス・電気・お湯)の使用量、料金目安、CO2排出量などをリアルタイムに表示できるもの。電力測定ユニットを追加することで、太陽光発電による発電量・売買電力量なども表示可能となる。3社は、今後も、節電、省エネ行動の推進に一層貢献していくという。