東京ガス(株)は、ガスエンジンヒートポンプ(GHP)の運転管理・制御を遠隔で行う省エネ運転サービスを、2012年8月1日から開始すると発表した。GHPは、ガスエンジンでコンプレッサーを駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行う業務用空調機で、事務所ビル、店舗・商業施設、学校、病院など、さまざまな用途に導入されている。今回開始するサービスは、遠隔でGHPの運転管理・制御を行い、省エネ・節電効果に優れるGHPの省エネ性をさらに向上させ、年間ガス消費量の約20%の削減を図るもの。同サービスの利用にあたっては、まず利用者が、GHPの運転制御の基準となる目標温度を予め指定。これに基づいて、同社が、実際の室内温度を目標温度に維持しながら省エネが実現できるよう、気象条件や室内の人数などによって変動する空調負荷に応じた最適なGHPの運転制御を遠隔で行う。また、「見える化」サービスにより、GHPの運転状況、ガス使用量の実績、同サービス利用によるガス使用量の削減効果などを確認できるという。