三菱重工業(株)は、リチウムイオン二次電池を搭載した国内初のコンテナ型大容量蓄電システムを開発し、商品化に向けた電力安定化実証試験を2011年7月初旬に長崎造船所(長崎市)で開始すると発表した。同製品は、最大出力1,000kWで、トレーラーで目的地まで運べることから非常用など幅広い用途に対応できるのが特長。同社のリチウムイオン二次電池を2,000個以上収めた40フィートコンテナ(長さ約12m)と、電力の貯蔵および取り出しを行うために直流/交流変換機能を果たすパワーコンディショナーを搭載した20フィートコンテナで構成されている。蓄電容量は408kWhで、一般家庭100世帯が3~8時間程度使える電力を貯蔵することができる。今回の実証試験では、風力発電や太陽光発電など変動の激しい発電量を平準化する短周期調整、数時間レベルの電力変動を平準化する中・長周期調整、送配電線の敷設が困難な地域で風力や太陽光による電力を蓄えて安定供給するマイクログリッド対応などを想定して行うという。
情報源 |
三菱重工業(株) ニュースリリース
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機関 | 三菱重工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | リチウムイオン電池 | 三菱重工業 | 電力貯蔵 | 蓄電 | 直流 | マイクログリッド | コンテナ | 出力変動 | パワーコンディショナー | トレーラー |
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