(株)明電舎と日本電気(株)(NEC)は、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定された「横浜スマートシティプロジェクト」(通称YSCP)における取り組みとして、リチウムイオン電池を用いたエネルギーマネジメントシステムの共同開発を行うと発表した。このシステムは、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業である「蓄電複合システム化技術開発」として採択されたもの。両社は、明電舎のビルディングエネルギーマネジメントシステム(BEMS)と、NECの電気自動車(EV)向け電池に採用されているリチウムイオン電池技術を用いた大容量蓄電システムを融合した、事業者向けエネルギーマネジメントシステムを開発し、実証実験を行う。同事業は、2010年8月11日に横浜市から経済産業省に提出した「横浜スマートシティプロジェクト」(YSCP)のマスタープランを実施する関連提案と連携し、横浜市実証グループとして体制を整備して実施される。