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 日本学術会議、提言「日本の未来のエネルギー政策の選択に向けて―電力供給源に係る6つのシナリオ―」を公表

発表日:2011.06.24


  日本学術会議は、提言「日本の未来のエネルギー政策の選択に向けて―電力供給源に係る6つのシナリオ―」を公表した。同提言は、日本学術会議東日本大震災対策委員会 エネルギー政策の選択肢分科会での審議の結果を取りまとめたもので、今後のエネルギー政策の選択肢として、再生可能エネルギーや原子力発電への重点の置き方に応じて6つの選択肢を示し、その環境、経済、国民生活等への影響について定量的な分析を試みている。分析の中間的なまとめによれば、どの選択肢も採用が可能であるが、いずれの場合も、気候変動問題に対する低炭素化という日本の国際約束を果たしていくためには、国民の努力や必要な負担への理解が必要であると指摘。その上で、同会議は、「エネルギーの選択肢をめぐる国民的な議論が、世界の状況及び技術レベルが急速に変化している中、最新で正確な国内外の情報を踏まえ、定量的なデータに基づいて供給の安定性、環境への影響、経済性などの多面的な観点から、総合的に、開かれた形で進められるべきこと」を提言し、この提言の実現のために、引き続き調査検討を進め、国民に必要なデータを提供するとしている。

情報源 日本学術会議 トップ・ニュース(PDF)
機関 日本学術会議
分野 地球環境
健康・化学物質
キーワード 再生可能エネルギー | 気候変動 | 環境技術 | 低炭素 | 原子力発電所 | 日本学術会議 | 電力供給 | エネルギー政策 | 東日本大震災
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