(株)富士経済は、東日本大震災後に変化した、オール電化住宅と創エネ・蓄エネ機器の動向を調査し、報告書「エネルギー需要家別マーケット調査要覧2011住宅分野編」にまとめた。1)オール電化住宅は、震災発生前、2011年度は58.4万戸を見込んでいたが、50.1万戸まで落ち込み、2006年度の水準まで後退する見込み。2)住宅向け太陽光発電は、2010年度の余剰電力買取制度の開始により、2009年度の14.3万件から前年度比52.4%増の21.8万件と大きく拡大。震災以降、唯一の自立運転が可能な創エネルギー機器として需要が増加し、2011年度も市場の拡大が見込まれるという。3)エネファーム(家庭用燃料電池)は、震災後に受注が急増し、2011年度の設置台数は前年度から倍増する見込み。新機種投入と量産化によるコストダウンが進むことで、今後も順調な市場成長が見込まれるという。4)住宅用蓄電池は、停電時も電気が使用できることから、震災後に需要が急増。これを受け、ハウスメーカーと蓄電池メーカーが連携し、住宅向け商品として蓄電池の展開を開始しており、市場の成長が見込まれるという。
情報源 |
富士経済グループ プレスリリース(PDF)
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機関 | 富士経済グループ (株)富士経済 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 太陽光発電 | 富士経済 | 蓄電池 | エネファーム | 余剰電力買取制度 | 東日本大震災 | 創エネルギー | 蓄エネルギー | オール電化住宅 |
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