(株)LIXILは、トステム・INAXなど旧5社の袖看板のリサイクルを開始したと発表した。同社は、2011年4月の会社統合に伴い、全国の工務店や販売店などに設置している旧5社(トステム、INAX、新日軽、サンウエーブ、TOEX)の袖看板を8月からLIXILに順次変更している。今回、その過程で発生する廃材を、同社の廃材リサイクル施設「エコセンター常滑」(愛知県常滑市)、「エコセンター茨城」(茨城県つくば市)の2ヶ所で収集・再資源化する。看板を構成する素材のうち、アクリル素材は同社の「エコセンター」に回収されたのち、手作業による分割後、破砕・減容され再利用され、鉄・アルミ素材は、提携するリサイクル業者に運搬、再利用される。このリサイクル活動は、9月下旬より段階的に開始し、2012年3月末までに約37.1t(袖看板3,500本分)の回収を予定。同社では、手分解により50種類以上に徹底的に分別することで、マテリアルリサイクル率90%以上を実現し、資源の再利用、循環を推進していくという。