国内ニュース


 住友電気工業(株)、バラスト水処理装置を郵船クルーズ(株)の客船に搭載

発表日:2011.12.21


  住友電気工業(株)は、開発中の紫外線型バラスト水処理装置の実証試験を行うため、2012年1月より郵船クルーズ(株)の客船に同装置を搭載すると発表した。今回搭載する装置は、プランクトンの除去性能に優れた独自開発のフィルタ装置により大きな水生生物などを除去し、残った小さな生物のみを中圧紫外線装置で殺滅するもの。そのため、省電力で確実に生物除去ができるのが特長で、化学物質を使わない紫外線型バラスト水処理装置の中でも環境に配慮された装置となっている。また、フィルタ装置とコンパクトかつ高出力の中圧紫外線装置というシンプルな組合せを採用することで、操作、メンテナンスを容易にした。同装置の陸上における実機レベル処理試験(1時間あたり200m3の水処理)では、同社の目算どおりの低消費電力や高い生物除去能力が示されたという。同社では、今後、バラスト水管理条約に定める船上試験を2012年春から実施し、2012年度中には型式承認を得ることを目指している。

情報源 住友電気工業(株) プレスリリース
機関 住友電気工業(株)
分野 自然環境
水・土壌環境
キーワード バラスト水 | プランクトン | 消費電力 | 住友電気工業 | 水生生物 | 紫外線 | バラスト水管理条約 | 処理装置 | 郵船クルーズ
関連ニュース

関連する環境技術