国内ニュース
三井不動産レジデンシャル（株）と日産自動車（株）など、新築マンションでカーシェアリング用電気自動車を災害時の非常用電源として活用
発表日：2011.12.20
三井不動産レジデンシャル（株）と日産自動車（株）、（株）フルタイムシステムは共同で、災害時における非常用電源として、カーシェアリング用電気自動車（日産製）の駆動用バッテリーからマンションの共用部に電力供給するシステムを、新築マンションで導入すると発表した。同電力供給システムは、宅配ロッカー最大手のフルタイムシステムが、三井不動産レジデンシャル、日産自動車の協力のもと開発したもの。EV充給電機を導入することで、外部からの電力供給がない状況でもEVからの電力供給により、ワンセグテレビやラジオ、スタンド照明の利用や携帯電話の充電（1日20機を想定）が最大10日間可能になる。今回、三井不動産レジデンシャルが分譲中の「パークホームズ大倉山」（神奈川県横浜市）に、非常時の対応の一環としてEVからの電力供給システムを導入する。マンションの集会室を災害時の防災拠点である「サポートステーション」と想定し、非常時には、日産電気自動車のバッテリーから充給電機を経由して「サポートステーション」の非常用コンセントに電力を供給する。なお、同システムは、平成24年9月下旬を目途に商品化する予定。
