環境省は、災害廃棄物に関する「広域処理情報サイト」を、平成24年1月16日に公開した。岩手県と宮城県では、地震や津波などの被害で発生した災害廃棄物が大量に発生(岩手県で通常の約11年分、宮城県で通常の約19年分に到達)し、大きな問題になっている。今回公開したサイトは、被災地で処理しきれない災害廃棄物を、全国の廃棄物処理施設で処理していく「広域処理」についてまとめたもの。広域処理の対象となる災害廃棄物は、岩手県と宮城県の沿岸部で発生し、放射性セシウム濃度が不検出または低く、安全性が確認されたものに限られている。具体的には、可燃物の場合、放射性セシウムの濃度が240~480ベクレル/kg以下のものが対象となる。この廃棄物を焼却し、焼却灰を埋立処分した後の放射線量は年間0.01ミリシーベルト以下となり、人の健康に対する影響は無視できるという。同省では、被災地の復興に向けた災害廃棄物の早急な処理のため、廃棄物の処理施設に余力のある全国の各自治体・住民に対して、「広域処理」への協力を呼びかけている。
情報源 |
環境省 広域処理情報サイト
|
---|---|
機関 | 環境省 |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 |
キーワード | 焼却灰 | 環境省 | 埋立処分 | 岩手県 | 処理施設 | 宮城県 | 放射性セシウム | 災害廃棄物 | 被災地 | 広域処理 |
関連ニュース |
|