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 三菱樹脂(株)、植物由来プラスチックを用いた共押出多層フィルムを開発

発表日:2012.02.15


  三菱樹脂(株)は、植物由来プラスチックを用いた共押出多層フィルムを開発し、平成24年2月中旬から発売すると発表した。現在、同フィルムは、深絞り包装や真空包装の素材として、食品包装分野をはじめ、医療器具や産業資材など幅広い用途で使用されているが、昨今の環境意識の高まりを受け、同社は今回、植物由来プラスチックであるPLA(ポリ乳酸)を原料の一部(25%以上)に使用した環境配慮型の製品を開発した。同製品は、PLAが強度の面でやや劣る一面を、フィルム構成の設計と特殊な原料配合で補い、従来品とほぼ同等レベルの耐久性を確保。また、植物由来のプラスチックを原料の一部に使用することで、石化原料(枯渇性資源)の使用量削減と温暖化ガスの排出抑制につなげた。同製品は、3月1日に全国販売が開始される食肉加工品用の包装材として使用されるという。

情報源 三菱樹脂(株) ニュースリリース
機関 三菱樹脂(株)(現:三菱ケミカル(株))
分野 地球環境
キーワード バイオマスプラスチック | 二酸化炭素 | ポリ乳酸 | 三菱樹脂 | フィルム | トウモロコシ | 植物 | 環境配慮型 | PLA | 包装
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