味の素(株)は、うま味調味料の瓶品種のキャップに、バイオマスプラスチック包材を、2013年2月より導入すると発表した。今回導入するキャップは、サトウキビの廃糖蜜から作られたバイオエタノールより取り出されたエチレンを、鎖のように結合(重合)させることで製造された、バイオマスポリエチレンを使用したもの。バイオマスポリエチレンを約30%(重量比)含んでおり、前年度比で37%のCO2排出量の削減を目指す。また、現在も、植物(飼料用トウモロコシ)由来の“バイオマスポリ乳酸”を使用したバイオマスプラスチック包材を採用しているシュリンクフィルムについても、フィルム装着工程や熱処理工程の改善により、バイオマス素材を使用した加工食品用フィルムとして世界最薄の35μmのフィルムの導入に成功した。これにより、前年度比で22%(重量比)の包材重量削減を図る。同社では、2013年度中に、その他の家庭用製品についても、瓶品種を中心にバイオマスプラスチック包材を導入する予定という。
情報源 |
味の素(株) プレスリリース
|
---|---|
機関 | 味の素(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | バイオマスプラスチック | CO2 | 味の素 | ポリ乳酸 | フィルム | トウモロコシ | サトウキビ | ポリエチレン | 包材 |
関連ニュース |
|