凸版印刷(株)は、厚さ40µm以下のバイオマスポリエチレンフィルム(バイオマスPE)を使用したラミネート包装材を開発したと発表した。バイオマスプラスチックは、植物由来の原料を用いた持続的に利用できる再生可能資源で、石油など化石資源の使用量やCO2排出量の削減が期待できることから、環境に配慮した材料として注目されている。今回開発した製品は、従来と異なるラミネート技術を用いることにより、厚さ40µm以下のバイオマスPEを使用し、10%以上のバイオマス比率を実現した。植物由来の原料を使用しながら、シール強度やラミネート強度など各種物性において、石油由来の従来製品と同等の性能を保持している。同社では今後、同製品の研究開発を進め、食品や医薬品など向けの軟包装材として、2013年春の量産化を目指すという。
情報源 |
凸版印刷(株) ニュースリリース
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機関 | 凸版印刷(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | バイオマスプラスチック | CO2 | 凸版印刷 | フィルム | 植物 | バイオマスポリエチレン | PE | 包装材 | 化石資源 |
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