国内ニュース


 古河機械金属(株)、高密度シンチレータ採用の放射線測定器に新機能を追加し発売

発表日:2012.02.15


  古河機械金属(株)は、自社開発の高密度シンチレータ結晶を用いた放射線測定器に新たな機能を追加し、2012年3月上旬より販売を開始すると発表した。同測定器に使われているシンチレータ結晶は、結晶密度が高く放射線の検出効率が良いため、小さな結晶でも高感度の測定が可能で、測定器を小型・軽量化できるという特徴がある。今回同社は、従来機にある「リアルタイムモード」(その場の放射線線量をリアルタイムに測定)の他に、新たに「アベレージモード」(1分間の平均値を10秒毎に表示)及び「タイマーモード」(タイマーで測定し、30秒、1分、5分間の平均値を選択表示)の2つの測定モードを搭載。また、従来機同様、独自の温度補償回路等により、温度が変化しても測定値は変わることがなく、加えて新機種では耐熱性、耐寒性に優れた液晶表示を採用することで、-20℃から+50℃の温度環境下でも測定が可能であり、測定範囲も0,001~99,99μSv/hに広がった。同社は今後、自治体・企業向けに販売していき、除染作業などの環境測定管理に寄与していくという。

情報源 古河機械金属(株) ニュースリリース
機関 古河機械金属(株)
分野 健康・化学物質
キーワード 古河機械金属 | 環境測定 | 小型 | 放射性物質 | シーベルト | 放射線 | 除染 | シンチレータ | 測定器 | 結晶
関連ニュース

関連する環境技術