三菱樹脂(株)は、吸着式冷凍機メーカーのユニオン産業(株)と共同で、容積あたりの冷凍能力が世界最大となる小型吸着式冷凍機(冷凍能力10kW)を開発し、2012年4月から販売を開始すると発表した。ゼオライト系水蒸気吸着材は、一般的な吸着材(シリカゲル等)に比べ、比較的低い温度領域(50〜80℃)でも効率的に水蒸気を放出することができる。今回発売する製品は、従来の塗布量の約3倍のゼオライト系水蒸気吸着材を塗布した熱交換器を使用することで、容積あたりの冷凍能力において世界最大の性能を実現したもの。工場排熱やコージェネレーションシステムなどに組み込むことで、使用電力の大幅な削減による省エネルギー化を図ることができるとしている。また、同製品は冷却塔一体型ではないものの、冷却塔との接続も容易で、かつ一般的な冷却塔と複数台連結できる構造により、10kW以上の冷凍能力が必要な場合でも、思い通りに組み合わせることができるという。
情報源 |
三菱樹脂(株) ニュースリリース
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機関 | 三菱樹脂(株)(現:三菱ケミカル(株)) ユニオン産業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 三菱樹脂 | 小型 | 排熱 | 水蒸気 | ユニオン産業 | 吸着剤 | 冷凍機 | ゼオライト | コージェネレーションシステム |
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