日本電気(株)は、データセンター等に設置されるラックに搭載されたICT機器の排熱を効率よく取り除く「多段式高効率冷却技術」を開発したと発表した。今回開発した技術は、同社が、以前から開発してきた、ICT機器内に搭載して冷媒が液体から気体に変化する際に熱エネルギーが移動する性質を利用して効率的な冷却を実現する「相変化冷却技術」を複数のICT機器を搭載するラックに応用したもの。機器から排出される熱を、拡散する前に回収するとともに、直接屋外へ輸送できるため、サーバルーム内の空調負荷を大幅に削減できる。この技術をデータセンターに適用すると、空調電力を最大50%削減できることから、フロア面積はそのままで処理能力を大幅に向上することができ、省スペースな運用につながるという。なお、今回の冷却技術は、平成20年度から24年度に同社が参画した(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンネットワーク・システム技術研究開発プロジェクト」の研究成果の一部を活用している。
情報源 |
日本電気(株) プレスリリース
|
---|---|
機関 | 日本電気(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 日本電気 | 消費電力 | 空調 | 高効率 | 排熱 | 冷媒 | データセンター | 冷却 | 省スペース |
関連ニュース |
|