東京ガス(株)、大阪ガス(株)、東邦ガス(株)、(株)巴商会およびヤンマーエネルギーシステム(株)の5社は、小型ガスエンジンコージェネレーションシステムの排熱温水を直接活用する排熱投入型温水ボイラを共同開発したと発表した。各社は、2009年11月1日より、今回開発した温水ボイラと小型ガスコージェネレーションシステムを、1つのシステムとして組み合わせて販売する。こうした取り組みは業界で初めてという。同システムは、1)従来のガス焚き温水ボイラに比べて優れた環境性、経済性を実現(年間の一次エネルギー消費量を約23%削減、CO2を約26%削減)、2)設計施工の簡易化・省スペース化(排熱温水配管を接続するだけで利用でき、排熱利用のための熱交換器や制御装置などが不要)、等の特長がある。今後、温水需要の多い福祉施設、温浴施設、ホテルなどへの提案を進めていくという。