ダイキン工業(株)は、保温時の消費電力を大幅削減した大型業務用ヒートポンプ給湯機を2012年11月下旬から発売すると発表した。近年の電力事情により、節電・省エネに優れた商品が求められ、拡大が進む業務用ヒートポンプ給湯市場では、沸き上げた大量のお湯を貯めておく際の保温消費電力を削減することが求められている。今回発売する製品は、2種類のフロン冷媒を使用した二元冷媒回路を採用したもので、循環保温COP:3.0、及び沸き上げCOP4.1を達成し、年間消費電力量を従来比24%削減した。また、2種類の冷媒の特性を活かして、-20℃の低外気温で90℃の高温沸き上げを実現し、省エネと同時に寒冷地でも安定した給湯が可能となった。さらに、夏季の節電機能として搭載した「省エネモード」により、加熱能力を抑制し、消費電力を低減するピークカット運転ができるという。