（株）日立製作所は、洋上風力発電システムの大型化ニーズに対応するため、5MW級ダウンウィンド洋上風力発電システムの開発に着手したと発表した。同社が風力発電システムで採用しているダウンウィンド方式は、丘陵地帯など吹上風が吹く地帯での発電量が多くなることが特徴で、浮体式洋上風力の場合、この特徴が大きく生かされるため、注目されている。今回、同システムの経済性を向上するため、システム全体を軽量化するなど、新技術を投入し高性能・高効率の風力発電システムを開発する。同社では、2014年度から実証試験を開始し、2015年度の販売開始をめざす。また、今後需要の増加が見込まれる、低風速域対応の2MWダウンウィンド陸上風力発電システムの開発も推進していくという。