(株)NTTファシリティーズは、省エネルギーと省スペースを両立するデータセンター用空調機を、2012年7月18日に販売開始すると発表した。この製品は、高いスペース効率が要求されるデータセンターに適した空調機として、日立アプライアンス(株)と共同開発したもの。省エネルギー性については、高効率なターボファンの採用とファンモーターのDC(直流)化により、空調機の運転効率を表す指標「総合COP」において年間平均4.5を達成。一般電算用空調機に対して年間消費電力量を約40%低減するという。また、同社の従来モデルに比べて、冷房能力(顕熱)の向上と室内ユニットの省スペース化を実現するなどにより、設置面積あたりの処理能力を向上させた。これらの特徴により、設置スペースが不足しがちな都市型大規模データセンターの電算機室に対しても、卓越した省エネルギー性能を備えた空調システムを提供することが可能になったという。