林野庁は、木材製品の放射性セシウム表面密度等の調査結果を公表した。同庁では、木材製品を使用する消費者や加工する作業員の健康を守るため、木材製品や工場の作業環境における放射性セシウムの影響を調査した。調査の結果、木材製品の放射性セシウム表面密度については、ほとんどの検体において、検体から1メートル以上離れた場所で測定する「バックグラウンド値」を超える値は検出されなかった。また、外構施設及び加工機械周囲の空間線量率は、1時間当たり0.19マイクロシーベルト以下であった。これらのことから、放射性セシウムの影響は少ないという結果が得られた。同庁では、放射性セシウムの物理的減衰や樹木内での移行により、木材製品に含まれる放射性セシウムの状況は経年的に変化する可能性が高いことから、今後、調査を継続して健康への影響がない安全な木材製品を供給するために必要な対策を検討するという。
情報源 |
林野庁 報道発表資料
|
---|---|
機関 | 林野庁 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 林野庁 | 工場 | 木材 | 放射性物質 | 放射性セシウム | 空間線量率 | 表面密度 |
関連ニュース |
|