東北大学は、同大学大学院工学研究科の西澤松彦教授が、(独)産業技術総合研究所の畠賢治上席研究員と共同で、「発電しながら測る」電源が要らない微小なバイオセンサを開発したと発表した。酵素を利用するバイオセンサは、健康管理や食品管理に用いられているが、電気式のセンサに必要な電池はサイズが大きく、環境や生体に有害な金属や反応溶液を含んでいる。今回、酵素とカーボンナノチューブ(CNT)を均一に混合した「貼れる酵素電極シール」を開発し、ブドウ糖水溶液から世界最高レベルの発電(25mA/cm2)を実現した。同電極シールは、果汁などのバイオエネルギーを直接利用する安全な発電システムとして、環境や生体と調和する。また、「発電しながら測定する」自己発電式センサとして多岐にわたる利用が考えられるという。なお、同研究はJST戦略的創造研究推進事業(CREST)の一環である。
情報源 |
東北大学 プレスリリース
同上 詳細版(PDF) |
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機関 | 東北大学 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 電極 | 東北大学 | 産業技術総合研究所 | 発電 | 有機物 | カーボンナノチューブ | 酵素 | CREST | バイオセンサ |
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