富山県は、「富山県の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブックとやま2012-」を発刊したと発表した。これは、前回(平成14年)のレッドデータブック作成から10年近くが経過し、希少動植物の分布や生息・生育環境などに変化が生じていることから、絶滅のおそれのある野生生物の現状を把握するため、同書を改訂したもの。今回、同書に選定された種数は、前回より248種増加し、899種となった。そのうち、新たに指定された種は338種で、新たに絶滅が確認された種は18種(維管束植物16種、淡水魚類1種、淡水産貝類1種)であった。掲載種が増加した理由としては、1)県内の希少な野生動植物の生息・生育環境が悪化していること、2)新たに評価対象の分類群(甲殻類、蘚苔類、地衣類、菌類)が追加されたこと、3)前回は文献調査が主であったが、今回は現地調査も行い、調査精度を上げたこと、などが挙げられるという。
情報源 |
富山県 富山県の絶滅のおそれのある野生生物-レッドデータブックとやま2012-
|
---|---|
機関 | 富山県 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 野生生物 | 絶滅 | 生息環境 | 淡水魚 | 動植物 | 富山県 | レッドデータブック | 希少 | 維管束 |
関連ニュース |