イギリス政府は、海洋保全ゾーン(MCZ)として31水域の指定を提案し、一般からの意見募集を開始した。政府は、イギリスの豊かな海洋環境を保護するために、2009年海洋沿岸アクセス法で保護海域ネットワークの創設を規定しており、この一環として、2013年に31水域、約1万900km2をMCZに指定するよう提案したもの。各水域は、サンゴ、クラゲ、タツノオトシゴ等さまざまな動植物の生息地であり、MCZ指定によりそれらの保護が強化されるという。環境・食糧・農村地域省(Defra)のベニヨン政務次官(自然環境担当)は、「適切な水域をMCZに指定することで、海の持続可能性や生産性を守るとともに、保護と産業の適正なバランスを図ることができる」としている。イギリスの海域の8.4%、イングランド沿岸水域の24%がすでに何らかの保護海域になっており、これに今回のMCZが加わることで、保護海域のネットワーク化に大きく貢献するという。指定候補水域に関する意見募集の期間は2013年3月31日まで。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース イギリスの保護海域 |
---|---|
国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 生息地 | 持続可能性 | 海洋環境 | 動植物 | Defra | 環境保護 | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 海洋保全 | 水域 | MCZ |
関連ニュース |
|