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 4000万年前の地球は温暖で、南極に氷は無かった!?

発表日:2008.07.28


  4000万年前のニュージーランドの姿から、当時の地球は温暖で、海水も暖かく、南極に氷が殆ど存在していなかったとする研究成果が、2008年7月下旬発行のジオロジー誌に掲載された。当時、ニュージーランドは今より1100km南に位置し、南極大陸に近かった。カーディフ大学のバーゲス氏らは、ニュージーランドの4000万年前の地層から発見された有孔虫の化石の化学分析(炭酸カルシウムの測定)から、水温は海表面で23-25℃、海底で11-13℃程度であったことを解明。化石の保存状態が良かったため、より正確な温度記録が読み取れ、当時の水温がこれまでの記録より高かったことが分かった。南極は今よりはるかに暖かく、また、海水の化学的な組成から地球上に氷が殆ど存在しなかったことが分かるという。この研究はCO2を測定したものではないが、いくつかの研究により、4000万年前の温室効果ガス濃度は、21世紀末以降の予測濃度と同程度とされる。

情報源 イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス自然環境研究会議(NERC)
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | イギリス自然環境研究会議 | NERC | 南極 | 水温 | ニュージーランド
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