欧州環境局(EEA)は、フッ素化ガス(Fガス)の2012年生産・輸出入データを公表した。対象Fガスは、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)、パーフルオロカーボン類(PFCs)、六フッ化硫黄(SF6)の3種で、排出量ではEU27カ国の温室効果ガス(GHG)全体の2%に過ぎないが(2010年)、地球温暖化係数(GWP)が高く、SF6ガス1トンの温暖化効果は約2万4000トンのCO2に相当する。しかしオゾン層破壊物質の代替物質として使用されるなど、その使用量は増加している。1990~2011年の間に他の主なGHG排出量は大きく減少したが、Fガス排出量は50%以上増加した。2011~2012年のFガス輸出量は、2007年以来最も多いが、輸入量は10%減少、EU内での実際の使用量は、この2年間でほとんど変化はなかった(いずれもCO2換算)。欧州委員会は、2030年までにFガス使用量を3分の2削減することを目指し、販売量の段階的削減等を盛り込んだ新たなFガス規制案を2012年に提出した。
情報源 | 欧州環境局(EEA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境局(EEA) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | 温室効果ガス | オゾン層 | フッ素 | EEA | HFC | PFC | SF6 | 地球温暖化係数 | GHG | 欧州環境局 |
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