ドイツ連邦環境省のミュラー政務次官は、バーデン・ヴュルテンベルク州ラインフェルデンにおけるソーラー電池用シリコン製造工場の竣工を歓迎した。この工場はエボニック・デグサ社とソーラーワールド社のジョイント・ベンチャーである、ジョイント・ソーラー・シリコン社によるもので、シリコン製造におけるコスト及びエネルギー使用削減を目指す。連邦環境省から約170万ユーロの補助を受け、従業員40名で純度の高いソーラー電池用シリコンを製造する。なお、ドイツ国内では再生可能エネルギーの重要性が高まっており、2007年の売上げは約250億ユーロ、電力消費量に占める割合は目標及び予想を上回る14.2%に上った。さらに年間1億1500万トンものCO2を削減したほか、2004年比で9万人分雇用が拡大し、現在約25万人もの被雇用者がいるという。ミュラー政務次官は、「今回の投資決定を心から歓迎する。技術と市場の発展へつながる第一歩であると確信している」と期待を示した。