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 フランス環境大臣、細断木製梱包材の再資源化基準に署名

発表日:2014.08.01


  フランスのロワイヤル環境・持続可能な開発・エネルギー大臣は、破砕した木製梱包材廃棄物の「廃棄物としての扱いを終了する」基準を示した省令に署名した。この省令によって、細断した使用済み搬送用パレットなど木製梱包材の廃棄物が、炉のバイオマス燃料として使えるようになった。適切な環境保護策を講じつつ適法な製品として廃棄物を再資源化する手順が、フランスで初めて実施されることになる。循環型経済モデルへの移行は、廃棄物を資源化し再利用することが原則となっている。またフランスは、2030年の全エネルギー構成のなかで再生可能エネルギーを32%とすることを目指している。その目標達成には、バイオマスの開発が重要な要素であり、木材廃棄物や農業バイオマスなどが有望だという。同省では、この再資源化基準で、木材廃棄物からのエネルギー回収が促進されるほか、環境を汚染しない廃棄物を使うこと、バイオマス利用の用途間の対立を抑制することも可能になるとしている。

情報源 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 再生可能エネルギー | バイオマス | 再資源化 | 廃棄物 | 木材 | 省令 | 梱包材 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
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