フランスのロワイヤル環境・持続可能な開発・エネルギー大臣は、「気候のための国家低炭素戦略」(SNBC)を定める省令が公布されたことに歓迎の意を表した。フランスではエネルギー移行法で温室効果ガスの排出を1990年から2030年までの間に40%、2050年までに4分の1にするとしている。SNBCはその目標達成の手段であり、2015年から2028年までを3つに区切り、部門ごとの排出上限とそのための施策を定めている。省令によると、2015-2018年の期間で、輸送部門では車両のエネルギー効率化等により29%の排出削減、建物部門ではエネルギー超低消費型またはプラスエネルギーの建物、省エネ改修、インテリジェントメーターによる消費量制御等により約54%、農業部門では嫌気性処理、草地保全等アグロエコロジー事業により12%、工業部門ではエネルギー効率の向上や再生可能エネルギーによる化石燃料の代替を通じ24%、廃棄物部門ではエコデザイン、廃棄物の活用や再利用等により33%の排出削減をそれぞれ目指すとしている。
情報源 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDDE) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省(MEDDE) |
分野 | 地球環境 ごみ・リサイクル 自然環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | エネルギー効率 | 廃棄物 | 気候 | 排出削減 | 低炭素 | 戦略 | 草地 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 | MEDDE |
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