アメリカの海洋大気庁(NOAA)、航空宇宙局(NASA)、内務省海洋エネルギー管理局(BOEM)は、初の全国海洋生物多様性モニタリング・ネットワークの構築を目指し、その基礎固めとして大学や研究機関主導の試験プロジェクト3件への支援を開始した。海洋生物多様性は、海洋の健全性を測る主要指標であり、漁場等の自然資源の維持に極めて重要である。これを監視する同ネットワークは、生物多様性の保全、及び侵入種や感染因子等に対する生物安全保障の強化に向けた海洋資源管理ツールとして役立つ。今回のプロジェクトは、海洋環境の異なる海域(フロリダキーズ諸島、カリフォルニアのモンテレー湾とサンタバーバラ海峡、アラスカのチュクチ海大陸棚)で実施され、NASAやNOAA等の衛星観測やDNA試料採取など様々な方法で得たデータを統合するとともに、不足データを新たな観測で補う。今回の取組で海洋生物多様性の状況を把握することは、同国の国家海洋政策を支え、生態系への脅威となる汚染や気候変動に対処する効果的な戦略立案につながるという。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 海洋生物 | 生物多様性 | モニタリング | NOAA | アメリカ海洋大気庁 | NASA | 海洋環境 | アメリカ航空宇宙局 | 侵入種 | 海洋資源 |
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