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 生物多様性条約、ペットや生き餌等を対象に侵略的外来種のリスク削減へのガイダンスを採択

発表日:2014.10.10


  生物多様性条約(CBD)締約国会議は、侵略的外来種のリスクを削減するため、ペット、水族館および動植物園での展示生物種、生き餌等の取引に関する新たなガイダンスを採択した。ペット等の目的で輸入された生物が野生化することは、侵略的外来種の主要な侵入経路となっている。このガイダンスは、急増するインターネットを介した取引も含め、生物種の輸入や、国内の生物地理学的に異なる地域間での輸送に適用される。対象は、各国政府、関連機関、関連業界、消費者とされており、輸入業者から、ブリーダー、卸売業者、小売業者、顧客まで取引に関わるすべての関係者が含まれる。ガイダンスの内容は、各国政府や関係当局が規制や行動規範を策定するため、または国際機関、企業、市民社会団体が自主的な行動規範等の指針を作るために利用できるという。CBD事務局は、このガイドラインによって生きた動植物の安全な取引と責任ある行動を促進することで、さまざまな生物地理学的地域に固有の生物多様性を保護しつつ、国際取引も円滑化できるとしている。

情報源 生物多様性条約事務局(CBD) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約事務局(CBD)
分野 自然環境 環境総合
キーワード ペット | 生物多様性条約 | CBD | 輸入 | 動植物 | ガイダンス | 侵略的外来種 | 生き餌 | 生物地理学
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