イギリス気象庁は2012年の年間全球気温予報を発表した。この予報によると、長期(1961~1990年)の平均気温14.0℃と比較して、2012年は0.34~0.62℃上昇するとしている。上昇がその中間の0.48℃とすると、2012年は1850年以来のトップ10に入る暖かい年となる。前年の2011年については、気象庁とイーストアングリア大学(イギリス)世界平均気温観測値データベース(HadCRUT3)によると、これまでの観測記録の中で11番目に暖かい年(平均偏差プラス0.36℃)だったことが報告されている。また世界気象機関(WMO)は3つの国際的データに基づき、同年の平均偏差をプラス0.41℃と発表しており、いずれもイギリス気象庁の事前の予想範囲内(0.28~0.60℃)となっている。記録的に上昇した2010年の気温は、2011年の旺盛なラニーニャにより一時的に冷やされた。2012年は、再発生したラニーニャが弱い勢力ながらも影響を及ぼすため、気温はやや上昇するものの、2010年ほどは高くならないとイギリス気象庁は予想している。
情報源 | イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス気象庁(MetOffice) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 地球温暖化 | 世界気象機関 | WMO | 気象予報 | イギリス気象庁 | ラニーニャ | 気温上昇 | イーストアングリア大学 | MetOffice |
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