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 欧州環境庁、2015年の新車バンのCO2排出量は減少したが減少率は鈍化と報告

発表日:2016.05.17


  欧州環境庁(EEA)は、2015年にEUで新たに登録されたバンのCO2排出は前年より減少したが、減少率は鈍化したとする暫定データを公表した。2015年に登録されたバンの平均CO2排出量は168.2g/kmと2014年比で0.9g減少した。このCO2排出の減少は、モニタリングを開始した2012年以降で最も少ないという。EUは2017年までの目標である175g/kmを既に2013年に達成しているが、2020年までの目標である147g/kmを達成するにはさらなる燃料効率の改善が必要だという。2015年にEUで登録されたバンの台数は150万台と前年比で2%増加した。そのうち60%は、イギリス(24%)、フランス(21%)、ドイツ(15%)のわずか3か国で販売された。バンの燃料効率はモデルやサイズによって異なり、平均CO2排出量が最も低いポルトガル(141.7g/km)から最も高いスロバキア(186.6g/km)まで、EU加盟国の中でも大幅な開きがみられた。

情報源 欧州環境庁(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境庁(EEA)
分野 地球環境 大気環境
キーワード 自動車 | CO2排出量 | 燃料 | 欧州環境庁 | EEA | 排出削減 | バン
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