欧州環境庁(EEA)は、欧州連合は2020年までに1990年比で20%削減という目標を上回るペースで温室効果ガス排出削減に成功していると報告した。EEAによると、1990年から2014年に、欧州の経済は46%成長したにも関わらず、温室効果ガス排出量は23%減少したという。現在の排出削減措置を続ければ2020年までに1990年比で24%、計画中の追加措置を実施すれば25%削減できると見込まれている。ただし、2030年までの削減量は、計画中の追加措置を実施しても1990年比で30%であり、2030年までに40%以上削減という目標を達成するためには、エネルギーの生産と使用の方法を根本的に変革する必要があるという。欧州委員会のミゲル・アリアス・カニェテ気候行動・エネルギー担当委員は、「この成果は気候対策と経済成長は両立できることを示しており、国連気候変動パリ会議へ向けて力強いメッセージになる」としている。
情報源 | 欧州環境庁(EEA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州環境庁(EEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | エネルギー | 欧州環境庁 | EEA | 排出削減 | 欧州連合 |
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