アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2016年も海水温が平年より高くなり、世界中の多くのサンゴ礁は3年連続で高い海水温にさらされるとし、サンゴ白化現象の拡大につながると予測した。2014年半ば以降、アメリカのすべてのサンゴ礁が平年より高い海水温にさらされており、その70%以上は白化現象が発生する継続的な高温にさらされている。特に、ハワイ、グアム、北マリアナ諸島自治連邦区、フロリダキーズ、アメリカ領ヴァージン諸島、プエルトリコで深刻な白化現象が起きるという。オーストラリアでは、2016年4月時点でグレートバリアリーフの約93%が白化しているという報告もある。NOAAは、2016年には75%の確率でラニーニャ現象が発生すると予測している。ラニーニャ現象は西太平洋で海水温を高める可能性があり、ラニーニャ現象発生中に90%の確率でパラオ諸島やミクロネシア連邦で広範な白化現象が発生するという。現在のサンゴ白化現象は規模、発生期間ともに観測史上最も深刻であり、収束する兆候が見られないという。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | NOAA | サンゴ礁 | 白化 | アメリカ海洋大気庁 | 海水温 | ラニーニャ現象 |
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