アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、熱帯太平洋とインド洋の海水温上昇により、2015年に大規模なサンゴ礁の白化現象が起こる可能性があると警告した。この警告は、4か月先までのサンゴ礁の白化の可能性を予測する、NOAA「サンゴ礁監視システム(CRW)」の最新の見通しとして公表されたものである。それによれば、2015年5月までのサンゴ礁白化の最大の脅威は、南太平洋西部とインド洋にあるという。太平洋では、ナウル、キリバス、ソロモン諸島で、熱ストレスが既に白化現象を引き起こすレベルに達しており、さらに今後数か月で、ツバル、サモア、アメリカ領サモアへの拡大が予想される。またインド洋では、マダガスカル、モーリシャス、セイシェルのほか、インドネシアとオーストラリア西部の一部で、熱ストレスが白化現象を引き起こすレベルに達する可能性がある。NOAA「サンゴ礁保護プログラム」は、「白化現象を含め、気候変動とその影響は、サンゴ礁生態系にとって喫緊の脅威だ」としている。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 自然環境 |
キーワード | NOAA | サンゴ礁 | 白化 | アメリカ海洋大気庁 | 太平洋 | 海水温 | インド洋 | 水温上昇 |
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