アメリカ環境保護庁(EPA)は、一般廃棄物の埋立処分場からのメタン排出を削減するための最終的な規則を決定した。この規則では、埋立処分場が新設・改修か既存かを問わず、排出ガスを捕捉および管理することが義務付けられる量がこれまでより3分の1引き下げられた。これにより、2025年以降に年間33万4000トンのメタン排出(820万トンのCO2排出に相当)を削減でき、2025年に5億1200万ドルの気候上の利益があると見込まれている。一般廃棄物埋立処分場は、産業メタン排出源としてはアメリカで2番目に大きく、2014年にはメタン排出の20%を占めた。新規則のもと、埋立地からのメタン排出はコスト効果の高い方法で回収し、他の化石燃料の代わりに利用もできるという。EPAは、2014年7月と2015年8月に規則案を公表し、意見公募と追加のデータ分析を経て、今回の最終決定に至った。この規則は、既存の埋立地のための1996年のガイドラインを改訂し、2014年に発表された新設の埋立地のための規則案を強化するものとなる。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | メタン | アメリカ環境保護庁 | EPA | 排出削減 | 一般廃棄物 | 埋立処分場 | 規則 |
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