ドイツ連邦環境省(BMU)とドイツ化学工業会(VCI)は、2010年から実施しているヒト・バイオモニタリングに関する共同プロジェクトにおいて、当初の5物質に加え、新たに5物質を分析方法の開発対象として選択したことを公表した。官民の専門家グループが審議し、N-メチル-2-ピロリドン 、N-エチル-2-ピロリドン、2-メルカプトベンゾチアゾール等を選定した。これらの物質は、日焼け止めの紫外線フィルター、窓枠や扉枠の固定・断熱のための発泡材等に使用されている。この共同プロジェクトは、曝露量が増加傾向にある、または健康に影響を及ぼす可能性があるが、人体内で測定できなかった物質について、10年間で50物質・物質群の分析・応用方法の開発を目指すもの。分析方法の開発はVCI、応用方法の開発はBMUが連邦環境庁と共に担当する。化学工業界では、ヒト・バイオモニタリングを産業予防医学における重要な手段と位置付けており、これまでの企業活動で得た経験を共同プロジェクトに取り入れるとしている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | 断熱 | ドイツ連邦環境省 | BMU | 曝露 | 日焼け止め | 健康影響 | ドイツ化学工業会 | ヒト・バイオモニタリング | 産業予防医学 |
関連ニュース |
|