アメリカエネルギー省(DOE)の再生可能エネルギー研究所(NREL)の科学者らは、最近の太陽光発電の増加傾向を評価し、2030年までに最大10テラワットの太陽光電力を導入する道筋を示す論文を発表した。2015年に太陽光発電が世界の全発電量に占める比率は約1%だったが、新規導入電力に占める比率では約20%だった。国際太陽光連盟は2030年までに太陽光発電容量を3テラワット以上追加するという目標を設定している。しかし今回報告した科学者らによると、過去10年間の実際の導入傾向を考慮すると、2030年までに5~10テラワット導入することも可能だという。科学者らは、目標達成のために克服すべき課題として、太陽光発電の継続的なコスト削減と太陽光発電モジュールの性能改良、製造および導入容量の拡張に必要なコストと時間の削減、高レベルの太陽光発電を処理できる柔軟な電力網への移行、輸送および冷暖房での太陽光電力の使用増、太陽光電力の貯蔵改善を挙げている。
情報源 | アメリカ国立再生可能エネルギー研究所(NREL) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ国立再生可能エネルギー研究所(NREL) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 太陽光発電 | アメリカエネルギー省 | DOE | モジュール | 発電量 | 国立再生可能エネルギー研究所 | NREL |
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