生物多様性条約(CBD)は、世界各国の新たな取り組みで、海域の10%以上を海洋保護区にするという目標が2020年までに達成できそうだと発表した。この目標は2010年にCBD締約国会議で愛知目標として合意され、持続可能な開発目標14の一部としても国連加盟国により採択されたものである。世界の海洋・沿岸水域における保護区の面積は、1993年のCBD発効以降約20倍(0.3%から5.7%)に、2010年の生物多様性戦略計画2011-2020および愛知目標の採択以降は2倍以上(2.4%から5.7%)に増加した。CBD締約国の多くは現時点で、助成プロジェクトによる保護区の増加、CBDへの提出計画に基づく国家の優先行動等、ほぼ実現可能な約束を示しており、2020年までにさらに4.4%の海域が保護区に追加される見通しである。国家管轄権下にある海域に絞ると、保護区は現在の14.4%から23%超にまで上昇する見込みという。海洋保護区の人への利点は食糧安全保障、気候変動への緩和・適応等と大きく、有効・適正な管理への継続的な取り組みが必要だという。
情報源 | 生物多様性条約(CBD) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 生物多様性条約(CBD) |
分野 | 地球環境 自然環境 |
キーワード | 海洋 | 沿岸 | 生物多様性条約 | CBD | 海洋保護区 | 愛知目標 | 保護区 | 持続可能な開発 |
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